J-Winは、ダイバーシティ・マネジメントを支援します。
メンバー活動
2017年度
2018年3月2日に「2017年度J-Win拡大会議」が行われました。
2018/06/12
＊肩書などは拡大会議実施当時のものです。
「2017年度NPO法人J-Win拡大会議」が、2018年3月2日（金）にホテルイースト21東京で開催されました。
会員企業のエグゼクティブやダイバーシティ推進ご担当者、女性メンバーと上司の方、大使館、講師などJ-Win活動にご協力いただいた方、メディアほか約650名の皆様に参加いただき、J-Winの1年間の活動報告が行われました。
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拡大会議の冒頭では、安倍 晋三首相からのメッセージをご紹介。
「女性活躍推進は、成長戦略の一丁目一番地。安倍内閣発足以来一貫した思いです。社会が多様化する中、国際的な競争に打ち勝つには女性リーダーの力が欠かせません。J-Winという企業の枠を超えたネットワークでお互いを高め合い、皆さんのスローガン「Women to the TOP！」を実現し、社会を変革していってください」との力強いエールを頂戴しました。
また、照明デザイナーとしてグローバルに活躍されている石井 幹子氏による特別講演では、照明デザインの草分けとして道を切りひらいてきたこれまでの歩みや、国内外で手掛けられた美しい作品の数々が紹介され、女性の活躍を後押しするメッセージをいただきました。
※以下にプログラムと概要をご紹介します。
【プログラム】
第一部
■開会挨拶 J-Win理事長 内永 ゆか子
■特別講演 照明デザイナー 石井 幹子氏
「光の道を歩む」- 若くして北欧に学び、照明デザインの草分けとして、
日本のライトアップを確立させた年月を語る-
■第7期High Potentialネットワーク活動報告
■Next Stageネットワーク 活動報告
■「2018 J-Winダイバーシティ・アワード」表彰式
第二部
懇親会
■開会挨拶 J-Win 理事長 内永 ゆか子
●2000人を超えるネットワークを構築し、関西、九州へとエリア展開も
今年で活動11年目を迎えたJ-Winでは、これまで2000人を超える女性メンバーを育成してきました。将来を期待する若手の管理職候補から役員クラスまで、各ポジションに応じた「High Potential」「Next Stage」「Executive」という三層のネットワークを強化し、今年度からスタートした関西支部に続き、来年度は九州支部も立ち上げます。マイノリティーである女性を活用し多様性を帯びることが、企業の中で改革を進める原動力になります。ダイバーシティ＆インクルージョンは、イノベーションの原動力であり、ビジネスにおける経営戦略そのものです。企業の皆様とご一緒に進めることで、さらなる日本のビジネスの活性化を図っていきたいと考えております。■特別講演 照明デザイナー 石井 幹子氏
「光の道を歩む」 -若くして北欧に学び、照明デザインの草分けとして、
日本のライトアップを確立させた年月を語る
●女性の活躍に日本社会の変化を実感
私は「光」と出会ったことで、国内外でさまざまなプロジェクトに携わり、作品を生み出してきました。1960年代に照明デザインを学ぶために北欧に渡りましたが、当時のフィンランドでは、大きな会社のトップや内閣の閣僚に女性がいて、働く女性が子供を預けられる保育園が充実しているなど、男性中心の社会だった日本との違いに大変驚きました。今、こうして大勢の女性が活躍されている様子を見て、日本にもこのような時代が来たことを大変うれしく思います。
20代より30代、30代より40代、40代より50代と、年齢を重ねてからの方が良かったと思えるように、ぜひ長く元気に、楽しく仕事をしていただきたいと願っています。
【石井 幹子氏のPROFILE】
都市照明から光のパフォーマンスまで、幅広い光の領域で活動する照明デザイナー。東京芸術大学美術学部卒業。フィンランド、ドイツの照明設計事務所勤務後、石井幹子デザイン事務所設立。主な作品に、東京タワー、レインボーブリッジ、倉敷美観地区、歌舞伎座ライトアップほか。海外では、パリ・セーヌ川、ベルリン・ブランデンブルグ門、ローマ・コロッセオ等で、日本の文化を発信する光イベントを行っている。2000年に紫綬褒章受章、ほか国内外での受賞多数。作品集『光時空』ほか、著書『新・陰影礼賛』『光が照らす未来』など多数出版。
■第7期High Potential ネットワーク活動報告
第7期High Potentialネットワーク 坂口 真紀幹事長（株式会社三菱東京ＵＦＪ銀行）より、活動総括について報告。「活動開始時に意識調査を実施したところ、『リーダーになりたい』と回答した人は70％いましたが、『トップを目指したい』と回答した人は半数以下で、キャリアに関して漠然とした迷いがあるというメンバーが多い状態でした。この結果を受け、J-Winのネットワークを最大限に活用してインプットとアウトプットを繰り返すことで、キャリアの意識を確立し行動につなげていくことを目指して活動してきました。その結果、90％以上のメンバーが『トップを目指したい』と強く思うように意識が変化しました。チャンスは自らつかみ、行動にうつす。新しいことにチャレンジし、変化があるからこそのやりがいをキャリアアップとともに楽しんでいきたいと思います」と、メンバーの一年間の変化を振り返りました。つづいて、10の分科会の活動内容について、それぞれの成果が発表されました。
＜分科会名（発表順）＞
・関西分科会
・技術・専門職分科会
・他社協業�∧�科会
・グローバル分科会
・Diversity＆Inclusion分科会
・組織改革分科会
・チームビルディング分科会
・働き方改革／ワークライフマネジメント分科会
・他社協業�（�科会
・人財育成分科会
■「2018 J-Winダイバーシティ・アワード」表彰式
女性活躍推進に関して先進的な取り組みを行っている企業や、顕著な貢献のあった経営者・リーダーを表彰。本年度企業賞には【アドバンス部門】に10社、【ベーシック部門】に46社、合計で56社の応募がありました。企業賞【アドバンス部門】大賞はアフラックが受賞。活力ある企業風土の醸成の実現を目指した経営トップのコミットメントと、強力な推進体制などが評価されました。
※2018J-Winダイバーシティ・アワード受賞結果
くわしくはこちら
審査委員長である東京家政大学名誉教授 樋口 恵子氏からは
「この11年のJ-Winの活動によって、ダイバーシティ＆インクルージョン活動が企業の経営戦略として根付いたことを実感しています。トップの本気度こそ、ダイバーシティ＆インクルージョン活動の原動力です。今年は、男性社員の中に自分たちの発想で活動を進め、過去の世代の性別分業意識に男性側から終止符を打とうとする動きが新たに見えました。トップのけん引力と社員自らの自己変革力が重なり合うことで、変化を実感できることになるでしょう」といった講評をいただき、企業の取り組みの進化に、ダイバーシティ＆インクルージョンのさらなる加速が期待できる表彰式になりました。
■第二部 懇親会
ご来賓として出席を賜った厚生労働大臣 加藤 勝信様、内閣府副大臣 男女共同参画担当 田中 良生様より祝辞を頂戴し、つづいて海外研修などでご支援をいただいている各国の大使館の皆様、日頃からJ-Winの活動をサポートいただいているアドバイザリーボードメンバーの皆様をご紹介。アドバイザリーボードを代表して、第一生命ホールディングス株式会社 代表取締役会長 渡邉 光一郎様より乾杯のスピーチとご発声をいただき、歓談、ネットワーキングの時間となりました。
会の最後は、第７期High Potentialメンバーの卒業セレモニーが行われました。各メンバーがJ-Win活動を通じて成長した自分や、これからありたい自分を表現した「HEAD UP宣言」が内永理事長に贈呈され、恒例のメンバー全員による「Women to the TOP！Yes!!」宣言で幕を閉じました。
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