J-Winは、ダイバーシティ・マネジメントを支援します。
メンバー活動
2017年度
2017年11月22日にJ-Win 第7期High Potentialネットワーク・関西 11月度定例会が行われました。
2018/07/03
J-Win 第7期High Potentialネットワーク・関西 11月度定例会を、2017年11月22日（水）に大阪大学中之島センターで開催し、25名のメンバーが参加しました。
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■関西の活性化・J-Win関西支部の活性化へ向けて
11月定例会は、「関西活性化活動を通して、視座を広げ、深める」をテーマとし、Next Stageネットワーク・関西メンバーと合同で実施しました。
【11月定例会 アジェンダ】
■ Next Stageネットワーク・関西 活動紹介＆質疑応答
■ 講演：「大阪ガス株式会社・近畿圏部の活動のご紹介」
大阪ガス株式会社 理事 本多 文雄氏
■ トークセッション〜Next Stageメンバーと共に〜
「本日のご講演から学んだこと、自身のキャリア上の転機」
Next Stage・メンバーの松尾 三紀子さん（パナソニック株式会社）より、Next Stage活動についての紹介と質疑応答、続いて大阪ガス株式会社 理事 近畿圏部長の本多 文雄氏に、同社近畿圏部の地域活動についてご講演いただき、講演後はNext Stageメンバーと合同でトークセッションを行いました。
地域の身近なことに関心を持ち、さまざまな課題解決や地域との交流へとつなげている大阪ガスグループ。紹介された多様な事例や、地域と一体となった取り組みに、関西で働く企業人として、関西の活性化へ向けてできることについて多くのヒントを得る機会になりました。
以下に講演の様子をダイジェストでご紹介します。
(＊肩書き等は講演当時のものです。)
「大阪ガス株式会社・近畿圏部の活動のご紹介」
大阪ガス株式会社 理事 近畿圏部長 本多 文雄 氏
●近畿圏の"地域を元気にする"仕事
近畿圏部は、大阪ガスの「地域共創部門」に属し、"地域を元気にする"活動をしています。私は1987年に技術職として入社しましたが、当時「街づくり」に関する話を聞く機会があり、地域の活性化につながるような仕事に携わりたいと希望し、営業部へ異動しました。営業部では、ガスのご提案活動を行うだけでなく、地域に貢献するという視点から、さまざまな取り組みにチャレンジしました。そこでの実践が、現在の活動へもつながっています。
営業時代は行動指針として「安全第一 営業第二」「ルールを守る ルールを創る」「仕事を楽しむ」の3点を掲げていました。さらに、現在はその3つに「健康第一」「社会に貢献する」を加えています。特に大事なのは「仕事を楽しむ」ということではないでしょうか。地域共創活動においても「楽しむ」ことを大切に取り組んでいます。
●1981年から続く従業員によるボランティア活動「小さな灯運動」
大阪ガスグループでは、従業員によるボランティア活動を1981年から"小さな灯"運動として推進してきました。「私たち一人ひとりが身近なことに関心を持ち、地域社会のさまざまな問題の解決に自らの意思で積極的に取り組んでいこう」という趣旨で始めたもので、従業員が自主的に活動を企画し、参加しています。当社グループの事業活動は、地域の皆さまの生活に密着していますので、従業員には、地域社会の一員、つまり「良き企業市民」としての自覚と行動が求められていると考え、活動に取り組んでいます。社会貢献に取り組む従業員に対しては、社長表彰（地域社会貢献部門）の実施、「ボランティア休業」などの制度を設け、支援を行っています。
●5つの分野を中心に地域の価値創造活動を推進
地域に根ざした事業を営んでいるDaigasグループでは、地域との良好な関係なくして経営は成り立ちません。そこで、「人（地域社会と共に）」、「歴史・文化・まち」、「スポーツ・健康」、「安心・安全」、「食」の5つの分野を中心に、当社グループが保有する資源を生かして、地域の価値創造（地域共創）活動に取り組んでいます。
＜5つの分野＞
�� 地域社会と共に〜地域の皆さまと共に、よりよい社会を
�� 歴史・文化・まち〜地域の魅力を発掘し、 誇りと愛着のあるまちへ
�� スポーツ・健康〜スポーツによる健康なまちづくりを目指して
�� 安心・安全〜大切なものを守るためにできること
�� 食〜「食べる」を通じて人と地域を育てる
●勇気は経験によって作られる
「我々の経験を部下のメンバーに伝え、あるいは新しい経験の場を与え、新しい勇気をつくりだしてゆくことが、もっとも大切である」。これは、初代南極大陸越冬隊隊長の西堀栄三郎さんの言葉です。私も「勇気は自信に先行す。勇気は経験によってつくられる」という言葉をいつも周りのメンバーに伝えています。
人生のすべてに当てはまることですが、特に仕事においては、さまざまなことに挑戦することで、その経験がさらに新しい一歩を生む原動力になっていきます。ぜひ、皆さんにも多様な経験を積みながら新たなチャレンジをしていただきたいと思います。
ともに近畿圏の活性化を推進していきましょう。
〜講演の感想 〜アンケートコメントより〜
- 地域の価値創造を事業活動として組織化していることは素晴らしい取り組みと感じました
- ご自身で行動指針を掲げ実践されており、その中でも特に、"ルールを創る"という発想が印象的でした。行動指針やルールについてはある意味自組織の"ビジョンを掲げる"ことに通じると感じました。今我々メンバーが不足していると感じている部分ですが、身近なところから考えていけばいいのだということが気づきでした
- 勇気は自信に先行する。勇気は経験によってつくられる。という言葉が印象に残りました。自信がつくまで行動を起こさないという思考では成長が少ないなと改めて感じました
- 新しい環境でも常に目標を明確に持ち、周りに示し浸透させている本多様の力に魅力を感じました。PRが大切という言葉に自身の業務にも置き換えて何が出来るかを考えて生きたいと感じ、また下位職にもPRの場を与えていくにはどうすればよいかを考えていきたいと思います
【本多 文雄 氏のPROFILE】
大阪ガス株式会社 地域共創部門 近畿圏部長。1963年生まれ神戸市出身。大阪大学 基礎工学部 制御工学科卒業、同大学大学院修了後、1987年大阪ガス株式会社に技術職として入社 。街づくりに関わる業務を志し営業部へ異動し、その後、エネルギー開発部などを経て、2011年に大阪エネルギー営業部長、2013年に都市圏エネルギー営業部長に就任。2016年4月から現職。